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2011年3月22日 (火)

震災から10日

 ちょうど地震のあった日の朝は「坂上二郎の追悼でもブログに載せようかな」とかぼんやり考えつつ、仕事をしていました。日本の人とメールをやりとりしているうちに、「かなり大きな地震がありました。お母さんに連絡を取った方がいいですよ」というメールをもらい、あわてて、KeyholeTVでNHKラジオを付けました。

 それからの1週間、タイでも連日、紙面もテレビもトップで地震を報じ続けました。チャリティーオークションなんかも開かれ、相当な額が集まったと聞いています。タイ政府の反応もとても早く、プーケットの津波の時に真っ先に駆けつけたのは日本だといろんな人から聞かされました。

 しかし、じきに、連日流されるネットやTV、新聞での画像・動画に精神的な疲れを覚えてきました。マスコミ報道ばかり見ているとPTSDになりそう、というつぶやきもありましたが、遠く離れたタイにいながらにして、まさにそんな状態でした。

 気づけば、仕事もそこそこにネットにかじりついている自分がいました。もともとあった吐き気、頭痛もひどくなったので、タイマッサージに行ってみると、「日本人? 津波大丈夫だった?」とみんな口々に。ありがたいのですが、どこに行っても忘れさせてくれません。一日、ネットを切って、仕事をしてみたりもしましたが、どうもそれだけでは気分が変わらないようです。

 なぜだろう、と考えたときに、ふと至ったのが、「役割がない」ことでした。そう。連日メールには、日本の前の同僚たちが動き回っている様子や被災地の障害者の様子などが入ってきていて、何もできていない自分が辛く感じられたのです。かといって、「現地に入ってやるぜ」というほど、子どもでもなく、だからといって、多額の寄付ができるわけでもなく、ついついふさぎ込んでいました。

 被災地でもないくせにふさぎ込むのも、ばからしいといえばばからしいのですが、「役割がない」「ただ見ているだけ」というのが、こんなに人の精神状態に影響を与えるのか、と今更ながら痛感した次第です。

 で、先週末から、私の元の職場の仲間たちが立ち上げている『東北関東大震災(東北地方太平洋沖地震)障害者救援本部』の英語情報のお手伝いを始めました。うちの上司も、「こういう時は互いに助け合うべき」とのことで、快諾してくれました。息長く、日本のお手伝いを遠くからできる範囲でできればいいのかな、と思っています。

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