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2011年2月14日 (月)

車いすを眺めつつ

 昔、

「車いすを見れば、その人の障害程度だけでなく、生活の様子も分かる」

と教わったことがあります。今思えば、生活のなりが本人に聞くことなく分かるなんて、傲慢な話ですが、当時は、結構真剣に信じたものです。

 とはいえ、本人とじっくり相談して作られた車いすは、その人の生活様式とか、希望とかがいろいろと詰まっているのも確かです。よい車いすほど、見ている側の想像力がふくらみます。

 タイでは、日本の中古の車いすが多く寄贈されています。最近ではお金を貯めるか借りるかして、新品を持つ人も増えては来ましたが、それでもまだまだ中古の車いすを利用している人が多いのも確かです。

 いずれにしても、「本人に合わせた」車いすというのはまだまだ遠い道のりかも知れません。最近では、寄贈する団体も、その人の希望や状態を配慮して、車いすを選ぶようになってきています。でも、見ていると、ああ、身体に合ってないなあと思うこともしばしば。

 車いすとは不思議なもので、普段使いしている車いすは、命が吹き込まれた一つの生き物のように見えます。逆に病院やデパートとかに置いてあるような、備え付けの車いすは、どうしても金属とキャンバスの組み合わせにしか見えません。

 今日の昼間、相方がぐうぐう昼寝をしていたときのこと。脇に置いてあった車いすは、どことなくさみしげで、ご主人様が戻ってくるのをじっと待っている犬のように見えました。仕方ないので、椅子代わりに座って、起きるのをしばし待つことにしました。

 相方の車いすも、日本の中古ですが、案外身体になじんでいるようです。もうちょっと背もたれが高い方が身体には楽だそうですが。

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