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2010年8月31日 (火)

そろそろ夏休みをとります

 9月8日から15日まで夏休みをとります。タイから逃れて、残暑厳しい、円高の日本に旅をします。

 まだバーツも対ドルで高いからがんばれるけど、それでも、バーツ建てで給料をもらう身からすると厳しいものがあります。タイ人上司には「1割価値が減ってるんだからね!」とか適当なことを言っておいてあります。だから増えるわけではありませんが。

 休みのはずなのですが、気づくと1日を除いてすべて夜が埋まっている。。。
 飲み続け? 肝臓だけには気をつけたいです。

 飲むだけではなくて、いろんな予定が埋まりつつあって怖い。どこが休みじゃ。

 ウェブ上に出ているものは、8日の1つだけですが、あともう2つ、東京と郡山でしゃべらないといけません。レジメの締め切りが近い。。。安易に引き受けるんじゃなかった。

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バンコク都議選、こんなもんらしいです

 そういえば、選挙ありました。日曜日に投開票。開票は月曜まで続いたようです。

 ニュース元は「タイの地元新聞を読む」さんです。

 投票率は41%台で、いつもこんなもんらしいです。

 バンコク都50区に設けられた61の選挙区のうち、45が与党民主党、15が野党プアタイ党、1が無所属という結果でした。波乱でも何でもなく、バンコクは民主が強いそうなので、こんなもんらしいです。

 同時に行われた36の区の区議選では、改選総議席256の内、210議席を民主党、39議席をプゥア・タイ党、7議席を無所属が確保し、27区内で民主党が、5区内でプアタイ党が全議席を確保したそうです。都議選の結果からして、こんなもんらしいです。

 となると、与党は国会の解散をどうするのでしょうか。結局何もしないのかしら。

 他方、爆弾騒ぎはちらほら起きているわけです。巻き込まれるのだけはごめんだね。検問に備えてパスポートか労働許可証、あるいはそのコピーを常に持っておきましょう。

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タイ在留邦人の皆様へ

      【大使館からのお知らせ】
                    緊急一斉メール

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バンコク都内での連続爆弾事件発生に伴う注意喚起
(2010年8月31日現在)

1.8月31日(火)13時頃、バンコク都内ウィパワディー・ランシット通りにあるタイ国営放送(11チャンネル)の駐車場にM79爆弾が打ち込まれ、死傷者は出なかったものの、同駐車所に駐車中の車が4台程度破損する爆弾事件が発生しました。

2.タイ警備当局は、7月25日、30日及び8月26日にも同様の爆弾事件が発生していることから、不測の事態に備え、更なる警備体制を強化するとしています。

2.つきましては、バンコク都内は非常事態宣言が継続発令中でもあり、報道等から最新の治安情勢を入手し、不測の事態に巻き込まれないよう十分な注意を払ってください。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511

○緊急電話(休日、夜間(17:45~08:30)のみ受付)
 電話:(66-81)846-8265/(66-81)809-6074

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健康食品の広告って

 昔からそうですが、健康食品の広告はいきなりつかみからうさんくさいですよね。薬事法とかで広告を規制しても本質は変わりません。

↓今回のまぐまぐニュース!に引っ付いていた広告です。

糖尿病の本当の原因をご存知でしょうか?一般的には、食べ過ぎ、飲み過ぎ、
運動不足だと言われていますね。どれも一般論としては正解です。でも、食事
制限をして、カロリー計算をして、毎日運動をして、そうすれば糖尿病は治り
ますか?治らない人の方が多いですよね!おかしいと思いませんか?それは、
糖尿病の本当の原因が他にあるからです!!

 「予防」と「治療」とか、悪化の阻止と治癒、といった違う概念をごちゃ混ぜにして、いかにも「常識を覆した」ようなイメージを最初に植え付けます。おそらく患者さんは、「じゃあこれまで自分はだまされていた?」と不安をあおられることでしょう。実際は概念がすり替えられただけなのですが。自分なんかはこの段落を読むだけで信用しません。

 勢いでサイトを見てしまいましたが、言葉巧みというか、長すぎ。まあ、この長さに引きずり込まれていくんでしょうね。いかにも論理的だし。最後には健康食品の宣伝になるわけですが、ご丁寧に、他の健康食品と合わせるとより力を発揮するとか、さらなる誘導が待ち受けています。

 こういうビジネスは永遠になくならないんでしょうねえ。ちゃんと効能(医薬品以外でこの言葉は使ってはいけないそうですが)があるなら、その部分だけを率直に説明すればいいのに、不安をあおるところからはじめるところが嫌いです。

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2010年8月29日 (日)

山本小鉄さん死去

 今、ネットで知りました。↓新日本プロレスの公式サイトです。

 http://www.njpw.co.jp/news/article.php?nwid=12596

 中学校の時、毎週古館の実況と共に小鉄さんの解説を楽しみにしてました。自分の中ではあの頃のプロレスが頂点だったような気がします。

 低酸素脳症ということで、ものを詰まらせて窒息してしまったようです。68歳、まだまだの年齢でした。

 ご冥福をお祈りします。

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日本の日?

 映画を見る前にサイアム・ディスカバリーからサイアム・パラゴンまで、ぶらぶらとほっつき歩きました。

 サイアム・パラゴンとサイアム・センターの間の広場では、Japan Festa in Bangkok 2010が、Mainichi Academic Group主催、日本大使館の後援で行われていました。

Dscf1974 なぜか吉澤ひとみ

 会場では、留学関係の出展とか、観光関係の資料とかがありました。あ、そういうのがねらいなのね。一応は。

 しかし、メインは……

Dscf1975でっかいステージ、人多すぎ

Dscf1978 14時半のコスプレ・オブ・ザ・イヤーがメインのようです

Dscf1976 1時半ですでに撮影会状態

Dscf1977 私も早速一枚。

Dscf1979続けてもう一枚。

 日本大使館による剣道の披露とかもあるのですが、まあメインはコスプレと、J-Popsの地元アーティストによるカバーでしょう。吉澤ひとみを呼ぶ必要がどこまであったか。主催者はこれまでもBerryz工房とかも呼んだことがあるようなので、関係が深いのでしょうね。

 これが1時半でした。2時半のコスプレを見るには時間がありすぎるのと、コスプレコンテストの候補の写真を見たらどれもイマイチだったので、映画館に向かうことにしました。学校帰りの高校生が多くいましたね。浴衣を着た子もいました。

 サイアム・センターの中では別の企画が進行中。

Dscf1981

 ホーユーさんの企画のようです。吹き抜けの各階からお客さんが興味深げに見下ろしていました。

 この日は会場周辺で、ねこみみとか青い髪の毛の人をよく見かけました。日本の日だったのでしょうか?

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Sing Lek Lek(タイの映画を観た)

 初めてタイの映画を見に行きました。考えてみれば、家から歩いてSiam ParagonとかMBKとか行けるのだから、もっとこういう娯楽に接するべきなんでしょうね。

 さて、何を見ようか思案したのですが、MBKの映画館の前で悩んだ結果、Sing Lek Lek(สิ่งเล็กๆ ที่เรียกว่า...รัก)にしました。結構年齢制限のうるさい国にあって、全年齢可になっていたのと、英語字幕があるということで、おそらくストーリーが分かりやすいのではないかということで。

 人気の映画らしく、カップルや女子高生たち(土曜の授業が終わった後)がいっぱいでした。上映回数も多く、最終回が夜中の12時過ぎ(!)。

 主人公がどんどんきれいになっていく流れ(下の動画の2:23ぐらいをご参照)なので、最初がとても不細工なというか、地味な女の子になっています。確かに話が進むにつれて驚くほど美人さんになるのですが、最初の段階からすでに笑顔がとてもかわいいです。 

 ちと調べてみたら、ピムチャノック・ルーウィセートパイブーン(バイファーン)さんという方です。まだ17歳の新人さん。

 映画自体は、結構ベタに泣かせるラブコメです。こういうの、わりと好き。ベタに笑わせるし。ただ、タイ人の反応を見てると、「ここで笑うかな?」というところで笑うし、彼らの笑いのツボがたまに分かりません。140バーツ(400円ぐらい)の価値は十分あるでしょう。

 さて、ストーリーですが、中学1年生(おそらく)の女の子ナームが主人公です。見た目ぶさいくな女の子4人がいつもつるみます。そのひとりであるナームは高校部にいる男子生徒ショーンに恋をします。どうにかして彼を振り向かせたい彼女は見た目を変えようとしたり、いろいろと努力をします。彼とのささいな出来事(名前を知っててくれていたとか)にドキドキしたり、めちゃくちゃ喜んだりするのですが、なかなか恋は成就してくれません。

 彼の周りにはいつもとてもかわいい女子生徒がつきまとい、とても「ベタ」なすれ違いがナームを悩ませます。やがて、ショーンの幼なじみ(男)が登場。幼なじみの方がナームに恋をします。ショーンは寂しげな表情を見せながら幼なじみとナームの橋渡し役をします。ナームも断るでもなく何となく付き合う感じになるのですが、煮え切りません。彼といても、ショーンが近くにいたらショーンにどうしても寄り添いたいわけです。結局幼なじみは振られてしまいます。

 そして2人の卒業の日(それぞれ中学と高校)。ナームは友人たちに支えられながら、ついにショーンに3年越しの告白をします。しかし、ショーンは1週間前に別の子と付き合い始めたと彼女に告げます。

 その夜、部屋で一人泣きつづけるナームの家の前に一冊のアルバムが。ショーンもずっとナームが気になっていたのに言い出せず、そのうちに幼なじみに先を越されていたのです。アルバムには、ショーンがいつの間にか撮っていた、ナームの写真がたくさん貼ってありました。そして、ショーンはプロサッカーチームに入るためにバンコクへ、ナームは父の住むアメリカへと旅立っていくのでした。

 それから9年が経ち、ラストシーンを迎えるわけですが、最後はまあ、この手の話はハッピーエンドですね。はい。

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2010年8月28日 (土)

皆さん投票に行きましょう

 明日はバンコク都議会議員選挙とバンコク都内の区議会議員選挙の日です。投票しましょうね。っていっても自分には選挙権はございませんが。

 日本ではなじみがありませんが、世界では割と選挙前日と当日はお酒禁止のところが多いです。タイも例外ではなく、土曜の18時から日曜の24時までビールも買えません。うっかりしていました。しかたないので、コーラを飲んでます。

 事前の世論調査では、黄色系の与党民主党が優勢ですが、露骨な選挙介入が行われていると言われているにもかかわらず、赤服系の野党プアタイ党が追い上げています。野党がかなり頑張るようだと、国会の解散はまた遠のくでしょうね。

Dscf1972 公的な掲示板の記載事項は決まっているようです。

Dscf1973 街のあちこちにこういう看板がぞろぞろ。

 なんといいますか、みなさん顔にはシミ一つなく美白そのものの写真が並んでおります。加工技術ですね。候補者がおそろいのジャージを着ているのも特徴です。スーツはほとんどいません。日本のような子どもとかが出てくるイメージ画像も特になくて、ひたすら自分たちの写真と投票用紙のどこにチェックを付けるかが書いてあります(日本と違って投票用紙に候補者名が印刷してあってそれにチェックを付けます)。日本とは違いますね。

 でも、路地まで街宣車が入り込んで歌ったり連呼したり、チラシを車のフロントガラスに置いていくあたりは似てるかも。

 おとついかな? キングパワーのあたりで爆発があって一人重症のようです。野党は選挙妨害の一環(濡れ衣を着せようとしている)として与党を攻撃しています。よく分かりませんが、そういう駆け引きも活発です。結果はどうなるのでしょうか?

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2010年8月13日 (金)

映画撮影中

 ジャカルタから戻ってきて、空港から事務所へ直行。

 飛行機に乗るまでは、「明日の打ち合わせの準備もあるし、早く事務所に行かなきゃ」と思っていたが、飛行機の中で気がついた。

けふは祝日である

 そう、昨日が王妃さまの誕生日。そして今日は政府が臨時でお休みにして4連休にしましょうということになった日。

 事務所に着いたら、案の定誰もいない。そりゃそうだ。

 しかしとても賑やか。事務所の前で映画を撮影していた。

Dscf1940

オープンカーに乗った主人公が発進するシーンを何度も撮り直していました。

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2010年8月11日 (水)

ジャカルタのマッサージ屋(怖かった話)

 18禁とかではないのですが、よい子は読まないようにしましょう。

 今、ジャカルタにいる。12月に行うイベントの打ち合わせ。会場予定地を見に行ったり、予算の修正やプログラムの詰めなど、地味な仕事が満載だ。

 今日は、午前中の予定がぽっかり空いたので、たまっていた仕事をこなし、先方から電話があるまでまだ時間があるので、肩こりを治しにマッサージに行くことに。ホテルでもやっているが、高い。近くにバックパッカー向けの通りがあって、そこのマッサージ屋が安そうなのでそこまで散歩がてら行ってみた。

 タイに戻ってからにしようかとも思ったが、次にすぐフィリピン出張が入っているので、時間的に難しい。インドネシアの伝統的なマッサージがどんなものかも分からないので、ちょっと試してみようかという気持ちもありつつ、マッサージ屋に入った。

 今日からラマダン(断食月)。なので、昼間の通りは屋台も営業せず閑散としています。マッサージ屋は開いていたが、一見すると誰もいない。

 中に入ると、奥から50代ぐらいのオバハンがのそのそと登場。ものすごい白塗り化粧。インドネシア語でなにやら話しかけて、英語の料金表を見せてくれた。60分の伝統的マッサージとやらを注文。

 そうしたらそのオバハンが、奥の個室を指さして入れとジェスチャー。どうやらオバハン自体がマッサージ師らしい。個室に入ると、オバハンがTシャツを脱げと言う。ちなみに、タイのマッサージ屋さんはTシャツぐらいなら脱がなくてもいいし、ズボンの方も替えのタイ式ズボンを貸してくれます。奥で着替えろとか言ってくれるし。

 怪しい空気を感じつつ、言われるがままにTシャツを脱ぐ。次にズボンを脱げと言う。ズボンと言っても短パンのたぐいだから、うちの近所のマッサージ屋なら何も言わずにそのままマッサージをしてくれたりもするのだが。。。。

 しかし、オバハン顔色一つ変えずズボンを取れと言うから、インドネシアならこういうものかもしれない(普通に考えて、んなわけないだろ)と思い直し、パンツ一丁になる。うつぶせでマッサージが始まる。

 マッサージは至って普通で、足から始まる。しかし、痛くもなければさほど気持ちよくもない。足、背中、肩、首とマッサージが続く。なんかよく分からないクリームを塗りたくられながらマッサージは続く。

 次にオバハン、仰向けになれという。パンツ一丁で仰向けなのは嫌なのだが、仕方ない。また足からマッサージが再開。やたら内転筋を揉む。内ももを触れつつオバハンの手が上へ上へと上がってくる。さすがにこれはやばい、と思いつつ、オバハンは表情一つ変えずに続けるのでつい言いだしそびれる。

 おもむろにオバハン、冗談めかしたような顔をして、パンツに手をかけてくる。慌てて首を横に振るとオバハンが笑う。怖い。

 なぜか腹筋から胸にかけてクリームを塗りマッサージをする。ここってマッサージするところだろうか? いや、違うだろ。

 そしてついに、オバハンがしごく手つきをして「マッサージ?」と聞いてきた。ああ、やっぱりそうなのね。恐れていた台詞をいいやがった。首を横に振る。すると、そんなの見なかったと言わんばかりにもういちど手を上下に振って、白塗りの笑顔を見せてくる。怖い。

 知らぬ間に近くで男の声もする。逃げ出すわけにはいかないのか?

 仕方ない。

Tidak! (インドネシア語で「いいえ」)

とこの店に来て初めて大きな声を出して、首を横に大きく振った。数少ない自分の知っているインドネシア語だ。

 このタイミングで運良く携帯が鳴る。待ち合わせ場所と時間が決まったのだ。すぐ抜け出す空気をうまく作れた。運がよい。感謝。

 オバハン、不満そうな顔をしつつ、最後にあかすりみたいなものでクリームをこそぎ落として終了。

 料金を払う段になって、チップを公然と要求された。むかついたので、そのまま出ようかとも思ったが、奥にさっきからちらちらと男の姿も見えるし、トラブってもつまらない。150円ちょっとぐらいのチップを払って、店を駆け出すように出た。

 オバハンは何か言いたげだったが、こっちももともと大金を持ってうろうろしないし、こどものがま口みたいな小銭入れに札を折りたたんで入れてあるので、そんなに持っているようにも見えなかっただろう。

 外は閑散とし、男たちが暇そうにしていた。なにぶん日が沈むまで飯が食えないのだ。屋台を営業するわけにも行かないし、何もやることもないのだろう。2軒先のレストランには欧米人のバックパッカーが群がってビールを飲んでいた。

 心地よくない疲れが体を包み、肩こりは全く治らなかった。

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2010年8月 8日 (日)

上半期のタイ訪問者数

 NewsClipによれば、上半期にタイを訪れた外国人の数は前年同期比14%増だそうです。

 反政府デモがあったにも関わらず伸びているので「?」と思うかも知れませんが、2009年上半期を振り返ると、リーマンショックから来る景気低迷に加えて新型インフルエンザが猛威をふるっていたので、その時期から比べると回復したということになります。これで反政府デモがなければ、もっと伸びていたということでしょう。

 最も多かったのがマレーシア。ですが、伸びを大きく支えているのは、中国(42.2%増)、韓国(29.7%増)、ロシア(102.3%増=倍増)などとなっています。日本人も6%増えていますが、明らかに反政府デモとゴールデンウィークが重なったことが足を引っ張っています。

 人数でいえば、日本と中国がほぼ横並びになる結果に。今後、タイの観光業界お得意様は日本から中国へと移っていくようです。日本では若い人が海外に出なくなっていると言われていますし、その一方で中国は中間層が拡大して海外旅行へ関心が高まっています。この傾向は当分続くでしょう。

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2010年8月 7日 (土)

児童虐待の記事を時間をかけて読んだ(日本の話です)

 遠くからインターネット越しにニュースを見ていても、相次ぐ児童虐待の記事は心痛むわけですが、その分析となると「?」というのも多い。子育て未経験かつ児童虐待の専門家でもない自分が丁寧に記事を読みかえしてみよう、ということで、8月4日付の読売新聞の記事を取り上げます。

(2010年8月4日03時04分  読売新聞)

未成熟な親、相次ぐ虐待…10~20歳代が半数
この記事は「事件報道」ではなく、といって「社説や解説」でもなく、「取材に基づいた分析」になるのでしょうか。「未成熟」という断定、それを裏付ける「10~20歳代」という数字、タイトルがとても扇情的ですね。読者が深刻な顔をして目をとめればそれで「勝ち」ということです。

 未成熟な若い親による虐待事件が止まらない。
この記者、「未成熟」をどうしても強調したいようです。

 (略)。今年相次いだ事件でも20歳代前半の親による犯行が目立つ。若い親に集中する虐待を止める手立てはあるのか。
「20歳代前半の親による犯行が目立つ」のは、昨今マスメディアがそうしたケースを取り上げているからです。昔からなかったわけではないでしょう。自分たちが取り上げれば「目立つ」し、取り上げなければ「目立たない」か「あたかも存在しない」かもしれないわけです。
ましてや、「若い親に集中する」というのはどこに証拠があるのか?

(中略)

 厚生労働省が08年4月~09年3月に把握した子供67人の虐待死を調査したところ、死亡時の実父と実母(計97人)の年齢層は「20~24歳」が21人と最も多く、「25~29歳」が20人、「19歳以下」が6人で、10~20歳代がほぼ半数を占めた。
合計すると、29歳以下が47人。30歳以上が50人。ほぼ拮抗していますね。本当に「若い親に集中」しているのでしょうか? 30代以上の親で外見が「成熟」してそうに見える人の虐待の方が、見えにくい分深刻な気もしますが。

 府警が2幼児遺棄事件以外に今年摘発した10件の虐待事件で逮捕した12人のうち11人が10~20歳代。全国で発覚した事件でも容疑者の多くが20歳代だった。
なるほど。府警の情報をソースにして記事を書きたかったのですね。しかし、警察は「刑事事件」となったものしか扱わないということも注意しておいた方がいいですよね。なぜ半分を占めると推定される30代以上の親による虐待が刑事事件にならないのでしょうか?

 「育児に疲れ、かわいいと思えなくなった」「泣きやまずイライラした」。容疑者の多くは、捜査当局の調べに、身勝手な動機を並べ立てる。
「育児に疲れ」という背景が「身勝手」かどうかはさておき、タイトルと重ね合わせると「虐待する若い親は未成熟かつ身勝手」と断じたいようですね。果たして「身勝手」は警察の意見なのか、記者の感想なのか。はたまた、「身勝手じゃない動機」ってあるのか。ともあれ、記事のメッセージが少しずつ見えてきました。

 こうした若い親について、NPO法人「児童虐待防止協会」の有馬克子理事は「少子化の影響で、子育てを見る機会が少ない。思春期以前から、出産や育児についての教育を充実させなければ、虐待は減らない」と指摘する。また、花園大の津崎哲郎教授(児童福祉論)は「誰にも頼れず孤立すると虐待の危険性が増す。行政は自ら情報収集して異変をつかむ体制づくりを進める必要がある」と話す。
支援体制の話を最後に持ち出すことで、全体を通して読むと「若い親は未成熟だから支援が必要」という、一見もっともらしい結論へと導びかれたような気がします。「こうした若い親」という括り方に、この記者のメッセージが見え隠れします。

-----------(引用終わり)

ところが、どちらの有識者も「親が未成熟だったから虐待した」とは言っていない。むしろ「放っておくと誰でも虐待しうる環境がある」ということを言っているとしか読めない。

ここに、虐待を巡る報道を読んだときの居心地の悪さがあるように思えるのです。この記者は警察発表をベースに書いていますが、おそらく虐待のあった背景を丁寧に取材していないでしょう。

もちろん、理由は何であれ、子どもを虐待しているのですから罪は罪として償うべきと思います。社会環境を理由に減刑するのは納得できません。しかし、社会環境をどうすべきか、という話は別にきちんとしていく必要があります。

ではどうすれば? とかく、児童相談所であったり、自治体であったり、時の政権であったり、批判する標的があれば楽なので、そちらにワッと向かう傾向があります。ここでは、記事で紹介されている2つの意見が、違う位相を取り上げていることに注意したいです。有馬さんは子ども時代の教育、つまり準備段階の重要性を説きます。津崎さんは子育てへの支援、つまり実施段階の重要性を説きます。

おそらく、それでも何か起きてしまったときのフォローとあわせて、合計3つの段階が必要なのでしょう。これを一つのプロジェクトと考えると、計画・立案→実行→評価とフォローアップというプロジェクトサイクルマネジメントにそっくりかも知れません。今の日本では、すべて別々の行政機構が実施していますが、人の一生と子育てのサイクルという切り口で考えると一元的に見ていった方がいいのかもしれない。

毎日新聞で勝間和代さんが児童虐待防止に予算の増額をというテーマで読者の意見を募っていました。予算の増額も大切なのでしょうが、「何に」優先的に予算を付けるのか、そして短期・中期・長期的にどうやって虐待をなくしていけるのかという、省庁の垣根を越えたコーディネートが十分でないことが、この問題の不幸かも知れません。


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2010年8月 6日 (金)

久しぶりの注意喚起

大使館から久しぶりに注意喚起が来ました。今回は黄色い服の人たちですね。

一読しただけでは分かりにくいかも知れませんが、カンボジアとタイとの間では国境線の画定を巡ってたびたび小競り合いが起きています。私の下手な説明よりもwikiをご覧下さい。

おそらく大したことにはならないと思いますが、渋滞するでしょうね。

市民民主化同盟(PAD)による抗議活動に関する注意喚起
(2010年8月6日現在)

1.7日(土)、PADによる「2000年に締結されたカンボジアとの国境問題に関するMOUの破棄」を求めて抗議活動を午前8:00からディンデーンにあるタイ日競技場及びその周辺にて数千人規模で行う予定との情報があります。非常事態宣言が出ていることもあり、周辺では警察官の警戒配備及び交通規制等が行われる可能性があります。展開如何によっては不測の事態が発生する可能性も排除されません。また、同抗議活動の終了予定時間は確認できておりませんが、数日間に亘ることも想定されます。

2.つきましては、7日(土)早朝以降、タイ日競技場及びその周辺には、できるだけ近づかないようにし、止むを得ず、同付近に行かれる必要がある場合には、抗議活動に注意を払い、不測の事態に巻き込まれないようにしてください。


(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511

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2010年8月 3日 (火)

髪が抜ける

 最近びっくりするぐらい髪の毛が抜ける気がします。

 「気がする」というのは、本数を統計的に数えた結果ではないから。

 とはいえ、やはり抜けている実感はあります。
 髪を洗うときに手に残る本数の多さ。
 朝起きたときに枕を見たときの残り具合。
 床に落ちている髪の毛。
 普段の生活で頭に手をやる度に手に付いてくる髪の毛。

 暑さのせいか、環境変化のせいか、食事のせいか、年のせいか。
 気のせいだと思いますが、額が広くなってきたような。。。

 どうしたらいいのでしょうか?

 

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匂いと臭いとゴキブリと

 ウイークエンドマーケットに友だちに誘われ、そこでアロマポットとジャスミンの香りのアロマを買った。

 さて、昨日寝る前に付けようかと、アロマポットにアロマを垂らし、アロマの瓶を元に戻そうと思ったら、床に「初お目見え!」超巨大なゴキブリ!!!

 まあ、ゴキブリで

きゃーーーーー

とか言う年頃でもなし。とはいえ、かなりでかい。

 仕方なく大家さんが最初にくれた殺虫剤をかける。すると、ゴキブリ、逃げるわけでもなくこっちに向かって走って来るではないか。さすがに「きゃー」とは言わないが、思わず「おっ」という声は漏れる。

 思わず連射。別に身に危険はないけど、兵士が闇雲に発砲する時ってこういう心境なのだろうか? やがて、冷蔵庫の下に消えていった。出てこないところを見るとそこでお陀仏したようだ。

 問題はその後。とにかく臭い。気分が悪くなってくるぐらい臭い。日本の殺虫剤よりも強力な感じがする。

 窓を開け、扇風機を逆向きにして扉も開け、とにかく殺虫成分を外に出そうと必死になる。その間の居場所もないので、ベランダに出たが、考えてみたらベランダに向けて扇風機で異臭を追い出しているのだから間抜けな話である。

 しばらく部屋をうろうろしていると臭いが消えてきた(慣れてきた?)。そこで、忘れていたジャスミン入りのアロマポットに火を入れる。これが本来のジャスミンの香りなのか、それともまだ殺虫剤の臭いと混じっているのか、よく分からないが、とにかく香りに包まれて眠る。殺虫剤で死ぬのが怖いから窓は開けっ放しで。

 そろそろ虫対策をちゃんとしないとなあ。

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何となく爆発があるよねぇ

 まだバンコクは非常事態宣言下にあるわけですが、日常は平穏そのもの、デモも特にありません。一部のウェブサイトがまだ検閲に引っかかって、見ることが出来ないぐらいでしょうか。日本のテレビを観ることの出来るサイトがあるんだそうですが、そこも赤服さんが使っていたとかで見ることが出来ませんでした(どこだったか忘れたが)。残念。

 平穏そうに見えますが、相変わらず日本人観光客はがた減りのままのように思えます。先週チェンマイに行ったのですが、見かけるのはひたすら欧米人。たまにアジア人かと思うと、台湾か韓国。

 とはいえ、「もうなんでもないですよー」とも言い切れないところが痛いところ。基本的には「いつものように安全で、いつものように危険」なのですが、ちょくちょくこうやって町中で爆発が起きたりします。「気をつけろ」と言われても、何に気をつければいいのやら。

以下、「タイの地元新聞を読む」さんからの引用

http://thaina.seesaa.net/article/157902961.html

2010年07月30日
バンコクのキングパワー近くで爆発、廃品回収中の男性が重傷
 30日8:00過ぎまでに確認出来た各報道によると、同日1:00過ぎ、バンコクのラーチャテーウィー区のソーイ・ラーンナム内で爆発が発生し、付近にいた30歳から40歳位と見られる廃品回収業の男性が重傷を負い病院に搬送された。

 現場はキングパワー・コンプレックスの正面で、爆発物は付近にある立木の下に仕掛けられていたと見られている。

 現場から約200メートル離れた地点で車を駐車し仮眠中だったタクシー運転手によると、爆発発生直後に負傷した男性の近くに駐車してあったタクシーが急発進していったが、爆発に驚き現場から避難する為に急発進したのではないかという。

 初期段階の調査では、中国ないしはロシア製の手榴弾を改造した爆発物が犯行に使用されたと見られている。

 警察側は、重傷を負った男性が廃品回収作業中に、爆発物が入れられた袋をそれとは知らずに開けた際に爆発が発生したと見て調査を勧めている。尚、犯行動機に関しては、まだ捜査中だとして明らかにされていない。

* 報道画像
http://pics.manager.co.th/Images/553000011146003.JPEG

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