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2010年5月23日 (日)

道後温泉、お客が減ってる

 道後温泉の地元、伊予銀行のシンクタンク「いよぎん地域経済研究センター(IRC)」が5月1日に出した月報で、この20年で旅館数が半滅したという調査が出たと読売新聞が報じています。

 このブログを始める前に、一度だけ松山に行ったことがあるので、ちょっと気になりました。道後温泉の思い出はイギリス人がどうやって温泉に入ればいいか分からずに、じっと自分の所作を見てマネをしていたことでしょうか。こっちも気づいたので教えてあげましたが。

 いよぎん地域経済研究センターのウェブサイトを見ると、ちょうど月報の当該部分は見ることが出来ないのですが、代わりに1ヶ月前のプレスリリースが読めます。

 プレスリリースに引っ付いているアンケート結果なども合わせて読むと、大体が理解できました。もちろん、月報には詳しいデータが出ていて、私が読めていない、という可能性もあります。それを踏まえて、自分の感想はいくつもありますが、主だったところではこんなところです。

  • 20年のトレンドということは、もちろん、国内の観光業全体の落ち込みもあるが、松山に関して言えば、本四架橋の影響はどうだったのか? つまり、日帰り圏の拡大が宿泊客を減らしたということは言えないのか? ←レポートの中に指摘されていました。
  • 宿泊客の客層の分析がないので、他所、特に湯布院などのような客数が伸びているところとの比較が難しい。若年層にターゲットをおけば伸びるのか、高齢者にターゲットをおけば伸びるのか。団体客の発掘とかはどうなのか、この辺のデータがないと、当て推量の域を超えないのではないか。
  • 最後に『坂の上の雲』効果を期待したようなことが書いてあるが、道後温泉と『坂の上の雲』の観光資源とをどうやってつなげるのか? 皮肉にも、IRCのプレスリリースでは使われなかった『坊ちゃん』が読売新聞の見出しに使われている。外部者にとっては、いまだに道後温泉=坊ちゃんなのである。確かに、松山に道後温泉はあるが、両者が坂の上の雲を媒介につながるとは、自分の頭でも考えにくい。坂の上の雲の観光資源は「見て回ればおしまい」のものである。宿泊につなげていくために、温泉は依然有力な手段である。道後温泉=松山というイメージをどう潜在的な顧客層に浸透させていくかが重要なのではないか?

 以上、松山に詳しくない素人の談義でした。温泉好きなので、がんばってください。

(以下、引用)

「坊ちゃん」の道後温泉、20年で旅館半減

2010年5月23日(日)10時53分配信 読売新聞

 松山市の道後温泉の旅館の数がこの20年間で半減し、宿泊可能人数も3割程度減っていることが、民間調査機関「いよぎん地域経済研究センター(IRC)」の調査でわかった。

 2008年の宿泊者数は、1992年に比べて3割減るなど、道後温泉が長期低迷するのを尻目に、独自の工夫で宿泊者数を伸ばす他県の温泉地もあり、IRCは「地域が結束し、先を見据えた取り組みが必要」としている。

 IRCによると、道後温泉の旅館数は、89年には58軒(収容人員9404人)だったが、09年には31軒(同6665人)になった。部屋数も2076室から1534室に減少。年間宿泊者数は、00年まではほぼ100万人台で推移していたが、日帰り圏の拡大や不況の影響などで、01年には80万人台に落ち込み、09年には77万人となった。

 IRCによると、旅館やホテル、民宿などを合わせた国内宿泊産業の市場規模は、バブル経済の追い風で91年に約4・8兆円に達したがその後一気にしぼみ、08年には約2・9兆円とピーク時の6割に低迷。特に、旅館は3・5兆円から約1・7兆円に減っており、宿泊産業の中でも落ち込みがひどいという。

 IRCは、道後温泉を含む旅館業の低迷について、「旅行需要は団体から小人数・個人に移行したが、多くの旅館はバブル期前後に団体需要を踏まえた宴会場などの設備投資を進めていたため、機動的な対応が行えなかった」としている。

 その一方、IRCは道後温泉以外の全国8か所の有名温泉地の92~08年の宿泊客数も調査。その結果、90~92年の平均を100として08年の数値をはじき出すと、道後温泉が68だったのに対し、個人客や女性客に好評な黒川温泉(熊本県)は145で、湯布院温泉(大分県)は112とそれぞれ増加。泉質の優れた草津温泉(群馬県)も97とほぼ横ばいにとどまっていた。

 IRCは「道後温泉では、一気に宿泊者が減るのではなく、少しずつ減少したため、対応が後手に回った可能性もある」と分析。小説「坂の上の雲」のテレビドラマ放映で追い風が吹いているとし、「複数の観光施設を自由に出入りできるフリーパス券の発行や平日の連泊割引といった滞在時間を延ばす工夫のほか、道後にしかない魅力作りが必要」と提言している。

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